九疋くひき)” の例文
急いでそつちへ行つて見ますと、すきとほつたばら色の火がどん/\燃えてゐて、オイノ九疋くひき、くる/\/\、火のまはりを踊つてかけ歩いてゐるのでした。
狼森と笊森、盗森 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
急いでそっちへ行って見ますと、すきとおったばら色の火がどんどん燃えていて、オイノ九疋くひき、くるくるくるくる、火のまわりをおどってかけ歩いているのでした。
狼森と笊森、盗森 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
すると、すぐオイノ九疋くひき出て来て、みんなまじめな顔をして、手をせわしくふって云いました。
狼森と笊森、盗森 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
聞えるものは雪婆ゆきばんごのあちこち行つたり来たりして叫ぶ声、お互の革鞭かはむちの音、それからいまは雪の中をかけあるく九疋くひきの雪狼どもの息の音ばかり、そのなかから雪童子ゆきわらすはふと
水仙月の四日 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
聞えるものは雪婆ゆきばんごのあちこち行ったり来たりして叫ぶ声、お互の革鞭かわむちの音、それからいまは雪の中をかけあるく九疋くひきの雪狼どもの息の音ばかり、そのなかから雪童子ゆきわらすはふと
水仙月の四日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
三人の雪童子ゆきわらすは、九疋くひき雪狼ゆきおいのをつれて、西の方へ帰つて行きました。
水仙月の四日 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
三人の雪童子は、九疋くひき雪狼ゆきおいのをつれて、西の方へ帰って行きました。
水仙月の四日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)