乗合のりあひ)” の例文
旧字:乘合
大きな時計ばかりがいた。三四郎は又そつと自分の席に返つた。乗合のりあひは大分居る。けれども三四郎の挙動に注意する様なものは一人ひとりもない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
……した黒羽二重くろはぶたへ紋着もんつき勤柄つとめがらであるから、余計よけい人目ひとめについて、乗合のりあひは一どつはやす。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
乗合のりあひ砲兵士官はうへいしくわん
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)