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久保
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くぼ
ふりがな文庫
“
久保
(
くぼ
)” の例文
朝を待って、僧房の
芋粥
(
いもがゆ
)
をすすり、
焼飯
(
やきめし
)
の
糧
(
かて
)
は釘勘の腰につけて、三人はまた
芦
(
あし
)
ヶ
久保
(
くぼ
)
の山村を立ちました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
東京市は坂の上の眺望によって最もよくその偉大を示すというべきである。古来その眺望よりして最も名高きは
赤坂霊南坂上
(
あかさかれいなんざかうえ
)
より芝
西
(
にし
)
の
久保
(
くぼ
)
へ下りる
江戸見坂
(
えどみざか
)
である。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
宿内の
友
(
とも
)
の町、
久保
(
くぼ
)
、
武居
(
たけい
)
も
危
(
あぶ
)
ない、事急な時は
高木大和町
(
たかぎやまとちょう
)
までも焼き払い、浪士らの足だまりをなくして防ぐべき諏訪藩での御相談だなぞと、だれが言い出したともないような風評がひろがった。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
又
(
また
)
おもひかけず、
久保
(
くぼ
)
、
飯田
(
いひだ
)
爾氏
(
りやうし
)
に
逢
(
あ
)
ふ。
熱海の春
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その辺の森に添うて、
土産物
(
みやげもの
)
の店をならべている里人たちに訊ねてみると、その編笠の浪人らしい者は、大宮へは下らずに、間道をとって、
芦
(
あし
)
ヶ
久保
(
くぼ
)
へ抜けたらしいという話。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
その日の夕刻はゆるゆると、
芦
(
あし
)
ヶ
久保
(
くぼ
)
の山村に着いて、東光寺という僧房に一泊をたのむ。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
久
常用漢字
小5
部首:⼃
3画
保
常用漢字
小5
部首:⼈
9画
“久保”で始まる語句
久保田万太郎
久保田
久保井
久保勘
久保山
久保栄
久保一色
久保之名
久保奎堂
久保井克巳