“主賓”の読み方と例文
読み方割合
しゅひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主賓しゅひんのあなたに帰られては、今夜の集りの意味がなくなってしまいます。……明智さん、あなたは今夜はどうかしていらっしゃるようですね。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
と、秀吉が特に、猿若舞の上手じょうずを招いて、老母を主賓しゅひんに、夫人を客に、そのほか城中の家族たちを皆、招待して、一日の楽しみを、共にしたのである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから三日間というものは、妾の邸のなかは主賓しゅひんの静枝と、飛び入りの安宅真一とを加えてたいへん朗かな生活を送った。真一は別人のように元気に見えた。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)