“主方”の読み方と例文
読み方割合
しゅうかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しゅうあるものは主方しゅうかたへ、親あるものは親のほうへ帰参して、これから正しい道を歩いて真人間になってください、あゝどうも実に弱った
と出すのを見ると元小兼の主方しゅうかたの娘で、本多長門守様の御家来岩瀬なにがしと申し、二百石を頂戴した立派な所のお嬢様で何う零落おちぶれてこんな葭簀張よしずっぱりに渋茶を売って居るかと
同類の者へも貴公の思召おぼしめしを申し聞け、親ある者は親許へ、しゅうある者は主方しゅうかたへ立退かせて、盗み取った金銀其の他の諸道具は、近村の貧乏なる百姓へつかわし、すみやかに竹ヶ崎を立去りまする