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中老漢
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ちゆうおやぢ
ふりがな文庫
“
中老漢
(
ちゆうおやぢ
)” の例文
それは
一方
(
ひとかた
)
ならぬ大騒で、世話人らしい
印半纏
(
しるしばんてん
)
を着た五十
格好
(
かつかう
)
の
中老漢
(
ちゆうおやぢ
)
が頻りにそれを指図して居るにも
拘
(
かゝ
)
はらず、一同はまだ好く喞筒の
遣
(
つか
)
ひ方に
慣
(
な
)
れぬと覚しく
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
中老漢
(
ちゆうおやぢ
)
は岩の上に卸した背負籠を
担
(
にな
)
つて、
其儘
(
そのまゝ
)
歩き出さうとして居たが、自分に尋ねられて
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
自分の眼には
先
(
まづ
)
烟
(
けむり
)
の
籠
(
こも
)
つた、
厭
(
いや
)
に
蒸熱
(
むしあつ
)
い空気を
透
(
とほ
)
して、薄暗い古風な
大洋燈
(
おほランプ
)
の下に、一場の
凄
(
すさま
)
じい光景が
幻影
(
まぼろし
)
の如く映つたので、中央の柱の傍に座を占めて居る一人の
中老漢
(
ちゆうおやぢ
)
に
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
“中老”で始まる語句
中老
中老引
中老人