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中差
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なかざし
ふりがな文庫
“
中差
(
なかざし
)” の例文
銭亀
(
ぜにがめ
)
ほどのわりがらこに結って、
小楊子
(
こようじ
)
の小々太い位なのではあるが、それこそ水の垂れそうな
鼈甲
(
べっこう
)
の
中差
(
なかざし
)
と、みみかきのついた
後差
(
うしろざ
)
しをさした。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「なるほど、そうして髪は島田、
鼈甲
(
べっこう
)
の
中差
(
なかざし
)
、まあ詳しいことは御検視が来てからのことだ。ところでお前方」
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
与一は一瞬ためらったが、命令とあれば仕方なく、
中差
(
なかざし
)
の矢をとって、再びひょうと射た。矢は男の胸の真唯中をつらぬいて、真逆様に舟底に転がり落ちた。
現代語訳 平家物語:11 第十一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
“中”で始まる語句
中
中央
中間
中空
中々
中宮
中旬
中心
中原
中風