“中小姓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうこしょう40.0%
ちゅうごしょう40.0%
なかごしょう20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四郎兵衛の嫡子作右衛門は五人扶持にんふち二十石を給わって、中小姓ちゅうこしょう組に加わって、元禄四年に病死した。
興津弥五右衛門の遺書 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
こうして一年ほども仲よく暮らしているうちに、男はある人の世話で御納戸衆おなんどしゅう六百五十石の旗本杉浦中務すぎうらなかつかさの屋敷へ中小姓ちゅうごしょうとして住み付くことになった。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
また下等の中小姓なかごしょう足軽あしがるとの間にもはなはだしき区別あれども、足軽が小役人こやくにんに立身してまた中小姓とるは甚だやすし。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)