中小姓ちゅうごしょう)” の例文
こうして一年ほども仲よく暮らしているうちに、男はある人の世話で御納戸衆おなんどしゅう六百五十石の旗本杉浦中務すぎうらなかつかさの屋敷へ中小姓ちゅうごしょうとして住み付くことになった。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
大身たいしんの子息であるから、かれは山崎平助という二十七歳の中小姓ちゅうごしょうと、又蔵という中間とを供につれて出た。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)