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中剃
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なかぞり
ふりがな文庫
“
中剃
(
なかぞり
)” の例文
中剃
(
なかぞり
)
をひろくあけたつっこみにゆい、陸尺半纒にひやめし草履。どう見ても腹っからのお陸尺。
顎十郎捕物帳:11 御代参の乗物
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
眼いろを変えて、伊織は往来へ飛び出した、——そして西を見、東を見、空をながめて、ぽろぽろ泣き出した様子に、
中剃
(
なかぞり
)
の
禿
(
はげ
)
を
櫛
(
くし
)
の歯で掻きながら、お
内儀
(
かみ
)
はケタケタ笑った。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お銀様は
呆
(
あき
)
れて見ていました。お君はやはり呆れたけれど、これはただ見ているわけにはゆきません。そこへ来たのは十歳ばかりの男の子であります。
中剃
(
なかぞり
)
を入れないで髪をがっそうにしていました。
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
剃
漢検準1級
部首:⼑
9画
“中”で始まる語句
中
中央
中間
中空
中々
中宮
中旬
中心
中原
中風