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不謹慎
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ふきんしん
ふりがな文庫
“
不謹慎
(
ふきんしん
)” の例文
彼は目的においては誠実なり、
然
(
しか
)
れども手段においては、
甚
(
はなは
)
だ術策に富み、
而
(
しこう
)
してその術策中、
不謹慎
(
ふきんしん
)
なるもの一にして足らず。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
しかし、絵で見る天使はみんな裸体だから、あれでいっこう
差閊
(
さしつか
)
えあるまいと彼はこの悲劇に
不謹慎
(
ふきんしん
)
なユウモアを
弄
(
ろう
)
して満廷を苦笑させた。
浴槽の花嫁
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
瑠璃子が、入って来れば、
此
(
こ
)
の押え切れない
憤
(
いきどおり
)
を、彼女に対しても、
洩
(
もら
)
そう。白痴の子を
弄
(
もてあそ
)
んでいるような、彼女の
不謹慎
(
ふきんしん
)
を思い切り責めてやろう。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
僕自身が
田舎
(
いなか
)
生まれではなはだ
不謹慎
(
ふきんしん
)
の語を用いること多きゆえ、一層このことを感じ、また世には僕みたような人もあるだろうと思い、所感の一端を述べたのである。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
しからずんば
不謹慎
(
ふきんしん
)
な冷笑であった。ただそれら現代語の詩に不満足な人たちに通じて、有力な反対の理由としたものが一つある。それは口語詩の内容が貧弱であるということであった。
弓町より
(新字新仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
目的さえ正しければ、方便は問う所にあらずとの「ジェスイト」派の慣用手段は、
不謹慎
(
ふきんしん
)
に不謹慎を増し、遂にはその目的すら教化の外に逸出し、
漸
(
ようや
)
く識者の
厭
(
いと
)
う所となる。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
“不謹慎”の意味
《名詞》
慎むことがないこと。不真面目であること。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
謹
常用漢字
中学
部首:⾔
17画
慎
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
“不謹”で始まる語句
不謹愼