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不倖
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ふしあわ
ふりがな文庫
“
不倖
(
ふしあわ
)” の例文
わたし程、
不倖
(
ふしあわ
)
せな者はないと今日まで思っていたけれど、今夜の——たった今、わたしにも一つの倖せはあったような気がして来た。
旗岡巡査
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「美男はいいが、第一、おれの
仇
(
かたき
)
は弱すぎる! あんな逃げ下手な、腕の知れた男を、仇としてもったおれは、何という不幸の上の
不倖
(
ふしあわ
)
せだろう!」
八寒道中
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「わしの願いは、中村じゅうで一番の
不倖
(
ふしあわ
)
せ者じゃった母を、日本一の幸福者にさせてお上げ申したいことだ……」
日本名婦伝:太閤夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
自分たち姉妹三人が、みんな
不倖
(
ふしあわ
)
せだというようなことから——始まって。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「こいつが、てめえ自身の
不倖
(
ふしあわ
)
せも知らずに、俺を
不愍
(
ふびん
)
だといやがる」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
世の中でいちばん
不倖
(
ふしあわ
)
せな人が、母の姿であるように見られた。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
倖
漢検準1級
部首:⼈
10画
“不”で始まる語句
不可
不思議
不憫
不図
不味
不審
不埒
不幸
不愍
不相変