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くだしぶみ
ふりがな文庫
“
下文
(
くだしぶみ
)” の例文
良正の
上訴
(
じょうそ
)
文を携帯して、中央の府に訴え出で、
太政官
(
だいじょうかん
)
の
下文
(
くだしぶみ
)
を賜って、征伐いたすしかないと思いきめておりまする
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
が、結果では
御教書
(
みぎょうしょ
)
も
下文
(
くだしぶみ
)
も恩賞から雑訴までも、みな御一手で可否を決しているようなかたちになる。そして勢い御門へのみ、公卿武士のごきげんとりが集まってゆく。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まして
公
(
おおやけ
)
な意を持つ書翰、地方の奉行へやる大臣の
下文
(
くだしぶみ
)
に、
諱
(
いみな
)
の印はつかわない!
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
太政官
下文
(
くだしぶみ
)
の示達をもって、中央から彼にたいし、辞令が届いていたのである。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“下文”の解説
下文(くだしぶみ)とは、上意下達を目的として平安時代中期以後に上位の機関(官司とは限らない)から下位の機関もしくは個人にあてて出された命令文書のこと。
(出典:Wikipedia)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕