上京じょうきょう)” の例文
すっかりわすれていた、とにかく都合つごうがえい、それではきょうさっそく上京じょうきょうして、あの人に相談そうだんしてみよう、時重ときしげ先生が心配してくれ、きっとどうにかなる
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
この少年しょうねん去年きょねんあき田舎いなかから叔父おじさんをたよって上京じょうきょうしました。そして、ある製菓工場せいかこうじょうやとわれてから、まだがなかったのです。今朝けさ取次店とりつぎてん品物しなものをとどけるためにかけたのでした。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
糟谷はその日曜にちようたびにかならず上京じょうきょうしておった。かくべつ用がなくても上京しておった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)