三朝みあさ)” の例文
こよみの冬は五六日前に立った。霜はまだ二朝ふたあさ三朝みあさ、しかも軽いのしからない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
翌日は花また二ツ咲きぬ、いづれも入相いりあひの頃しぼみて東雲しのゝめに別なるが開く、三朝みあさにして四日目の昼頃見れば花唯一ツのみ、葉もしをれ、根も乾きて、昨日には似ぬ風情ふぜい、咲くべき蕾も探し当てず
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)