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一重瞼
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ひとえまぶち
ふりがな文庫
“
一重瞼
(
ひとえまぶち
)” の例文
やや
面長
(
おもなが
)
なお顔だち、ぱっちりと見張った張りのある
一重瞼
(
ひとえまぶち
)
。涼しいのも、
爽
(
さわや
)
かなのも、
凛
(
りん
)
としておいでなのもお目ばかりではありませんでした。
大塚楠緒子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
そのせいで形の好い彼女の
眉
(
まゆ
)
が
一際
(
ひときわ
)
引立って見えた。彼女はまた癖のようによくその眉を動かした。惜しい事に彼女の眼は細過ぎた。おまけに
愛嬌
(
あいきょう
)
のない
一重瞼
(
ひとえまぶち
)
であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
色めき白ける
燈
(
ともしび
)
に、
一重瞼
(
ひとえまぶち
)
の目を
清
(
すず
)
しく、美津は伏せたる
面
(
おもて
)
を上げた。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
切れ長の
一重瞼
(
ひとえまぶち
)
の中から静かな
眸
(
ひとみ
)
が座敷の下に落ちた。井深はまた机の方に向き直った。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
瞼
漢検1級
部首:⽬
18画
“一重”で始まる語句
一重
一重羽織
一重物
一重目縁
一重咲
一重垣
一重差
一重桜
一重目
一重褄