“ひとえまぶち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一重瞼80.0%
一重目縁20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
色めき白けるともしびに、一重瞼ひとえまぶちの目をすずしく、美津は伏せたるおもてを上げた。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
切れ長の一重瞼ひとえまぶちの中から静かなひとみが座敷の下に落ちた。井深はまた机の方に向き直った。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ええ。片一方は以前もとの通り一重目縁ひとえまぶちです。でもその方が宜いんですよ。二重目縁になった方は寝ていても薄目を開いているんですって」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)