“ひとえまぶた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一重瞼84.6%
一重目縁7.7%
一重眼瞼7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「たしかに酔っ払ってるようだ。君はまた珍らしくかしこまってるじゃないか」と一重瞼ひとえまぶたの長く切れた間から、宗近君をじろりと見た。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
つぶしにった前髪に張金はりがねを入れておっ立てているので、髪のよくない事がかえって目につきました。しかし睫毛まつげの長い一重目縁ひとえまぶたの眼は愛くるしく、色の白い細面のどこか淋しい顔立かおだち
あぢさゐ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
頭髪の刈り方を違え、口髭をはやし、眼鏡めがねをかけ、医者の手術を受けて、一重眼瞼ひとえまぶたを二重にし、その上顔面の一部に、小さい傷さえ拵えた。
一人二役 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)