一石いっこく)” の例文
一例を申せば白米はくまい一石いっこく三分二朱さんぶにしゅ、酒が一升いっしょう百六十四文から二百文で、書生在塾の入費にゅうひは一箇月一分貳しゅから[#「貳朱から」は底本では「※朱から」]一分三朱あれば足る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
一石いっこく橋を眼下に瞰下みおろしているが、江戸時代に、その一石橋の上に立って見廻すと、南から北へ架け渡す長さ二十八間の、欄干らんかん擬宝珠ぎぼうしゅの日本橋、本丸の大手から、本町への出口を控えた門があって
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
一石いっこくみしからうすの米 沾圃せんぽ
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一石いっこくふみしからうすの米 沾
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)