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一甕
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ひとかめ
ふりがな文庫
“
一甕
(
ひとかめ
)” の例文
曾が二人の僕に
一甕
(
ひとかめ
)
の
薬浸酒
(
やくしんしゅ
)
を
舁
(
かつ
)
がしてきたので、二人はそれを飲みつくすことにして飲んだが、甕の酒はもうなくなりかけたのに、二人はなおまだ酔わなかった。
黄英
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
水気の少い野の住居は、
一甕
(
ひとかめ
)
の水も
琵琶
(
びわ
)
洞庭
(
どうてい
)
である。太平洋大西洋である。
書斎
(
しょさい
)
から見ると、甕の水に青空が落ちて、其処に水中の天がある。時々は
白雲
(
しらくも
)
が浮く。空を飛ぶ
五位鷺
(
ごいさぎ
)
の影も
過
(
よ
)
ぎる。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
甕
漢検1級
部首:⽡
18画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥