一猪口いっちょこ)” の例文
引付ひきつけも済んで台の物が這入はいりますから、一猪口いっちょこって座敷も引け、床になりましたが、もとより田舎侍でありますから、小増は宵に顔を見せたばかりで振られました。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
鰌のお汁に玉子焼で……貴方召上らぬが一猪口いっちょこ酒をつけて持って来て……アハヽ一猪口が分らねえな可笑しい……尤も千万だ……何しろね若衆わかいしが来て居るからおまんまべさせて、お酒を飲ましておくれ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
幸「由兵衞一猪口いっちょこ…」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)