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一点
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ひとつ
ふりがな文庫
“
一点
(
ひとつ
)” の例文
旧字:
一點
その
雪烟
(
ゆきけむり
)
の中に迷うが如き火の光が
一点
(
ひとつ
)
、見えつ隠れつ近寄って来たので、忠一は思わず声をあげて呼んだ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この指一本、妙の
身体
(
からだ
)
を
秘
(
かく
)
した日にゃ、
按摩
(
あんま
)
の勢揃ほど道学者輩が
杖
(
つえ
)
を突張って押寄せて、
垣覗
(
かきのぞ
)
きを遣ったって、
黒子
(
ほくろ
)
一点
(
ひとつ
)
も見せやしない、誰だと思う、おい、己だ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
すると又、
突然
(
いきなり
)
褌
(
ふんどし
)
一点
(
ひとつ
)
で蚊帳の外に
跳出
(
とびだ
)
したが、自分の荷物は寝る時の
儘
(
まんま
)
で壁側にある。ホツと安心したが、猶念の為に
内部
(
なか
)
を調べて見ると、矢張変りが無い。「フフヽヽ」と笑つて見た。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“一点”の意味
《名詞・形容動詞》
一つの点。
得点などの点数が一であること。
物品が一つ。
少し。わずか。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
点
常用漢字
小2
部首:⽕
9画
“一点”で始まる語句
一点張
一点燭