“一汁”の読み方と例文
読み方割合
いちじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弁兆は食膳の吟味(ぎんみ)に心をくばり、一汁(いちじゅう)の風味にもあれこれと工夫を命じた。団九郎の坐禅諷経を封(ふう)じて、山陰へ木の芽をとらせに走らせ、又、屡〻(しばしば)蕎麦(そば)を打たせた。
閑山 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
けれども青砥は、決して卑(いや)しい守銭奴(しゅせんど)ではない。質素倹約、清廉(せいれん)潔白の官吏である。一汁(いちじゅう)一菜(いっさい)、しかも、日に三度などは食べない。一日に一度たべるだけである。それでもからだは丈夫である。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)