一構ひとかま)” の例文
それは元紅葉館の女中だった人がある豪商のめかけになったについて、その豪商という人が建ててあてがった一構ひとかまえだった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
やがて若葉にざされたように蓊欝こんもりした小高い一構ひとかまえの下に細いみちひらけた。門の柱に打ち付けた標札に何々園とあるので、その個人の邸宅でない事がすぐ知れた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)