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一昔
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ひとむか
ふりがな文庫
“
一昔
(
ひとむか
)” の例文
本屋
(
ほんや
)
の
前
(
まへ
)
を
通
(
とほ
)
ると、
屹度
(
きつと
)
中
(
なか
)
へ
這入
(
はい
)
つて
見
(
み
)
たくなつたり、
中
(
なか
)
へ
這入
(
はい
)
ると
必
(
かなら
)
ず
何
(
なに
)
か
欲
(
ほ
)
しくなつたりするのは、
宗助
(
そうすけ
)
から
云
(
い
)
ふと、
既
(
すで
)
に
一昔
(
ひとむか
)
し
前
(
まへ
)
の
生活
(
せいくわつ
)
である。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
本屋の前を通ると、きっと中へ
這入
(
はい
)
って見たくなったり、中へ這入ると必ず何か欲しくなったりするのは、宗助から云うと、すでに
一昔
(
ひとむか
)
し前の生活である。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
のみならず、
一昔
(
ひとむか
)
し前の事とは申しながら、自分達がいじめて追い出した先生が、そのためにかく
零落
(
れいらく
)
したのではあるまいかと思うと、何となく気がひけて云い切れない。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
昔
常用漢字
小3
部首:⽇
8画
“一昔”で始まる語句
一昔前