“覚書”のいろいろな読み方と例文
旧字:覺書
読み方割合
おぼえがき78.6%
ノート7.1%
メモアール7.1%
おぼえが7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もし彼らの行者生活が長く続いていたとすれば、これらの覚書おぼえがき類は時の進むとともに、幾たびかその価値を変化しているはずである。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
事件の覚書ノートを読んでいるのは平林文吾ひらばやしぶんごと云って、帝大出身の理学士、いま鹿島かしま水圧工業研究所の若手のぱりぱりである。
水中の怪人 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
副総督チェースの「覚書メモアール」によると、それまではカルトンという英国人の園丁が密偵の役をし、ナポレオンの毎日の行動をハドソン・ロオに報告していたが
フランス伯N・B (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
それから数日後、舎弟が、東大図書室の蔵本中にある「新免家伝覚書おぼえがキ」の一部を写さしてもらうことで、かねてお願いしてあった鷲尾順慶博士をお訪ねするといって出かけた。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)