“ワク”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:わく
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やはりワクの穴に榊の枝幾本となく、門松などの様に挿してあるのが、所謂山の移り出た様で、ソヾロに故郷の昔の祭りが懐しく思ひ出された。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
小さい物では、大阪で祭りの提灯を立てる四つ脚のワクなども、地を掘つて柱を建てぬのは、即昔の神座の面影を遺すものではあるまいかと思ふ。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
まづ方一間高さ一間ばかりの木のワクを縦横に貫いて緯棒ヌキボウを組み、経棒タテボウは此ワクの真中に上下に開いた穴に貫いて建てる。柱の長さは普通の電信柱の二倍もあらう。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一切衆生ハ無生ノ中ニオイテ、ミダリニ生滅ヲ見テワクス——語の余韻よいんがお胸の底に重たく沈む。