“籰(ワク)” の例文
やはり籰(ワク)の穴に榊の枝幾本となく、門松などの様に挿してあるのが、所謂山の移り出た様で、坐(ソヾロ)に故郷の昔の祭りが懐しく思ひ出された。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
小さい物では、大阪で祭りの提灯を立てる四つ脚の籰(ワク)なども、地を掘つて柱を建てぬのは、即昔の神座の面影を遺すものではあるまいかと思ふ。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
まづ方一間高さ一間ばかりの木の籰(ワク)を縦横に貫いて緯棒(ヌキボウ)を組み、経棒(タテボウ)は此籰(ワク)の真中に上下に開いた穴に貫いて建てる。柱の長さは普通の電信柱の二倍もあらう。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)