“リモネ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
檸檬50.0%
檸檬樹50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常の衣の上に粗𣑥あらたへ汗衫じゆばんを被りたるが、そのさんの上に縫附けたる檸檬リモネからは大いなるぼたんまがへたるなり。肩とくつとには青菜を結びつけたり。
橘柚オレンジ檸檬リモネの林を見下し、高くは山巓さんてんの雲を踏み、低くは水草茂れる沼澤の上を飛びしときは、終に茫漠たる平野の正中たゞなかなる羅馬の都城に至りぬ。
壁に木板の畫をてうしたる房に入り、檸檬リモネ樹の枝さし入れたる窓を見て、われはきのふの苦を忘れぬ。フラア・マルチノは我をペツポが許へはかへさじと誓ひ給へり。
(後にはこゝに瓦を敷きて中庭とせり。)高き蘆薈ろくわい霸王樹はわうじゆなんど、廊の柱にぢんとす。檸檬樹リモネはまだ日の光に黄金色に染められざる、緑の實を垂れたり。希臘ギリシヤの舞女の形したる像二つあり。