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ラオや
すると、あちらから、こんど
☆羅宇屋が、ピイー、ピイーと、
笛を
鳴らして、
屋台車を
引きながら、のろのろとやってきたのです。
お
母さんは、いっそ、
羅宇屋さんに、そういって、
早く、
自分の
家の
前から、あちらへいってもらおうかと、
思いましたが、そういうのも、あまりかってらしい
気がして
どうしたらいいものかと
惑っていますと、いつも、
長く
止まっている
羅宇屋さんが、こちらの
思いが
通じたものか、いつもより
早く、ガラ、ガラと
車を
引いて、
家の
前を
去ってしまいました。