羅宇屋ラオや)” の例文
すると、あちらから、こんど羅宇屋ラオやが、ピイー、ピイーと、ふえらして、屋台車やたいぐるまきながら、のろのろとやってきたのです。
幼き日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かあさんは、いっそ、羅宇屋ラオやさんに、そういって、はやく、自分じぶんうちまえから、あちらへいってもらおうかと、おもいましたが、そういうのも、あまりかってらしいがして
幼き日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
どうしたらいいものかとまどっていますと、いつも、ながまっている羅宇屋ラオやさんが、こちらのおもいがつうじたものか、いつもよりはやく、ガラ、ガラとくるまいて、うちまえってしまいました。
幼き日 (新字新仮名) / 小川未明(著)