“パネル”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぱねる
語句割合
羽目33.3%
腰板33.3%
小間16.7%
羽目框16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中央で王座のようにわだかまって君臨しているのが、黄銅製の台座の柱身にはオスマン風の檣楼しょうろう羽目パネルには海人獣が象嵌ぞうがんされていて、その上に
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
この場面の装置は舞台正面は樫の腰板パネルをそのままむきだしにし、その両端に対照的についてる大きな窓を隠すために、デンマーク王家の金の摺箔すりはくの紋章をつけた
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
然し我々の人力車夫は一向おかまい無しで、石の周囲を掘り、さお槓杆てこにして、我々はそれをひっくり返した。図585はこの外見をざっと写生したもので、内側は小間パネルに刻んである。
白と金の羽目框パネル、室内を晴やかに広く見せる四方の鏡壁、窓脇腰掛バンタケットと向き合う椅子は薔薇ばらいろの天鵞絨ビロード張りで深々としている。静で派手な電光。それは一通り世の中を知ったマダムだ。
食魔に贈る (新字新仮名) / 岡本かの子(著)