腰板パネル)” の例文
ダイヤモンド格子の明層窓あかりまどには彩色硝子ステンドグラスはまっているというぐあいですが、舞踏室といっている二階の広間はくすんだ色の樫の格天井と黒樫の高い腰板パネルをもった
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
この場面の装置は舞台正面は樫の腰板パネルをそのままむきだしにし、その両端に対照的についてる大きな窓を隠すために、デンマーク王家の金の摺箔すりはくの紋章をつけた
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ひびきのいい腰板パネルにぶつかっては、神経的に耳もとに跳ねかえってくる。
肌色の月 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)