“バルブ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
安全弁50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
重油のバルブを巧みに開いて、飛行島のスピードを今二十ノットに上げたばかりの機関部員は、面長の東洋人であった。
浮かぶ飛行島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「じゃ、今送ります。時間がよろしいようですから。——バルブをみんな開いて七百八十五ミリになりました」
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そしてただちに給油バルブを開くために、ハンドルをぐるぐる廻しはじめた。
浮かぶ飛行島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「二十ノット。よろしい、いま重油のバルブをあけるよ」
浮かぶ飛行島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
僕は機関室へ帰ると直ぐに、汽鑵ボイラー安全弁バルブ弾条バネの間へ、鉄のきれぱしを二三本コッソリと突込んで、赤い舌をペロリと出したものだ。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「出ませんな。安全弁バルブが夜通しブウブウいっていたんですから」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)