“ジャバ”の漢字の書き方と例文
語句割合
爪哇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
場合によってはと考えて、初から娘の旅券には暹羅シャム、安南、ボルネオ、スマトラ、爪哇ジャバへの旅行許可証をも得させてあったのが、幸だった。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
呂宋ルソン爪哇ジャバ婆羅納ブルネオ安南アンナン暹羅シャムあたりまでを総じて南蛮諸国と申し、また島々とよび、満剌加マラッカから先、臥亜ゴアなどを奥南蛮とも申しております」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若い生姜しょうがの根ほどの雲の峯を、夕の名残なごりに再びひろげている方を指して、「ずーっと、この奥に爪哇ジャバがあります。みな僕の船の行くところです」
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
高麗こうらい大明だいみんはおろか、安南アンナン柬埔寨カンボジヤ婆羅納ブルネオ暹羅シャム高砂たかさご呂宋ルソン爪哇ジャバ満剌加マラッカはいうに及ばず、遠くは奥南蛮おくなんばんから喜望峰きぼうほうみさきをめぐり、大西洋へ出て、西班牙スペイン葡萄牙ポルトガル羅馬ローマ、どこへでも
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ローマ字から判読するこれ等は、誰か爪哇ジャバで魚屋を始める人があって、その道具を注文して来たのだった。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)