“シェード”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
日蔽幕25.0%
電燈笠25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
法水の眼はそのあかっ茶けた光の中で、シェードの描く半円をしばらく追うていたが、いま額の跡を見付けたばかりの壁から一尺ほど手前の床に、何やらしるしをつけると、へやは再びもとに戻って
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
それがおもしろくおかしいのは「真実」がおもしろくおかしいからである。犬が結局窓の日蔽幕シェードに巻き込まれてくるくる回る、そうなると奇抜ではあるがいっこうにおかしくない。
映画雑感(Ⅲ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
王朝風の彫刻をもったどっしりした椅子卓子テーブルが、ただ投出すように置いてある、そして、それらを広東更紗カントンさらさ電燈笠シェードから落ちる光りが、仄々ほのぼのと浮出さしているのであった。
白金神経の少女 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)