“ウイング”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翼裾33.3%
33.3%
翼形33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ピゲエの翼裾ウイングなんかひきずってきたら大恥をかくところだった。みなさんうそみたいにしとやかで、魔に憑かれたような上品な声で話している。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
翼裾ウイングのほうはピゲエの一九四〇年の変り型ファンシイで、すこしデモードだけどピゲエでつくらせたというのが強味だ。着換えをしてママに見てもらいに行くとママが笑いだした。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
暗い廊下を突き当って右へ折れたウイングはじへやへ案内された。中を二つに仕切ってある。低い床には、椅子と洋卓テーブルと色のめた長椅子とが置いてあった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それに翼形ウイングカラーをつけ、一番最後に巨体を揺って現われたが、先刻さっき礼拝堂で遠望した時とは異なり、こう近接して眺めたところの感じは、むしろ懊悩的で
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)