“をしどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヲシドリ
語句割合
鴛鴦86.7%
6.7%
鴛鴦鳥6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもその空席のあるのは丁度ちやうど僕の右鄰みぎどおりである。さぎねえさん相当にそつと右鄰へ腰を下した。鴛鴦をしどりは勿論あねの前のり革に片手を托してゐる。
鷺と鴛鴦 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
すでに夜も明け方になりしかば、武蔵坊弁慶は居たところへずんと立ち、いつも好むかちん直垂ひたたれ、水にをしどり脇楯わきだてし、三引両みつひきりやう弓籠手ゆごてさし……
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
真鍮のたがをたくさんはめた盥みたいなもののまはりに日の丸の小旗がぐるりとたつて、旗竿のさきに鴛鴦鳥をしどりの形をした紅白の飴がついてゐる。
銀の匙 (新字旧仮名) / 中勘助(著)