“ゑぼしいは”の漢字の書き方と例文
語句割合
烏帽子岩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けい、直徑大凡おほよそ七八町、岩石の奇なるものを屏風岩びやうぶいは硯岩すゞりいは烏帽子岩ゑぼしいは蓮華石れんげいし浦島釣舟岩うらしまつりふねいはと爲し、其水のきたるや、沈々として聲無く、其色の深碧にして急駛きうしせる、そゞろにわれの心を惹きぬ。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
雌雄めをたき鯉岩烏帽子岩ゑぼしいはなどあり飯田とかへ通路ありとて駄荷多くつどひて賑し左れど旅人りよじんなどは一向になし晝の宿に西洋人二人通辯ボーイ等五六人居たるのみ此峠は木曾の御坂みさかと歌にも詠む所にて左のみ嶮しからず景色穩やかにてよしいにしへ西京よりあづまへ向ひて來んには此の峠こそ木曾にるは
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)