“えぼしいわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
烏帽子岩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして食行様は、享保十八年に富士の烏帽子岩えぼしいわにおこもりになって、そこでこの世を終りなさいました
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
槍ヶ岳は大海から頭をのそりと出す烏帽子岩えぼしいわのようで、雪の白条しろすじは岩の上へかもめが糞を落したようだ、自分は恍惚うっとりとして、今山のいただきに立っているのか、波の寄るなぎさを歩いているのかと、惑った
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)