“ゐなかや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田舎家80.0%
田舍家20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裏庭の雑木林が少しの黄色を残して居るのが横手の空地くうちから見えて居た。これが東洋に迄も名を知られた大詩人の寓居であらうとは思はれぬ程、粗末な田舎家ゐなかやである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
田舎家ゐなかやに中風病みのわが小父をぢが赤き花見る春の夕暮
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たなばたさまのおまつりかざたけは、あれは外國ぐわいこく田舍家ゐなかやかざるといふクリスマスのにもくらべてたいやうなものです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)