“りゅうほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柳圃66.7%
劉保33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桃林はかすみ、柳圃りゅうほは小さい湖をめぐり、白鵞はくがかも、雁、おしどりなどの百鳥がわが世のさまに水面を占めている。畑の童歌わらべうたがどこかに遠く、羊や馬、牛の群れまでがまるで画中の物だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本年十月三日枕山先生、昆渓翁、雪江、蘆洲、柳圃りゅうほ董園とうえんノ諸先輩及釈智仙、琴抱ノ二師ト同ジク有明楼ニ会シともニ絶筆ノ韻ヲ次ギ鵞湖がこ画ク所ノ肖像一幅ヲ壁間ニケ酒肉ヲ供ヘテ奠儀てんぎヲ行フ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
けだし二人皆実務の才にあらず、兵を得る無し。子澄は海に航して兵を外洋にさんとしてはたさず。燕将劉保りゅうほ華聚かしゅうつい朝陽門ちょうようもんに至り、そなえ無きをうかがいて還りて報ず。燕王おおいに喜び、兵を整えて進む。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)