“りゅうじゅぼさつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竜樹菩薩50.0%
龍樹菩薩50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが浄土門他力の御法みのりはいかにといえば、かの竜樹菩薩りゅうじゅぼさつも仰せられたごとく——仏法に無量の門あり、世間の道になんありあり、陸路のあゆみはすなわち苦しく
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女人にょにんに愛楽を生じたためしは、古今の聖者にもまれではない。大幻術の摩登伽女まとうぎゃにょには、阿難尊者あなんそんじゃさえ迷わせられた。竜樹菩薩りゅうじゅぼさつも在俗の時には、王宮の美人をぬすむために、隠形おんぎょうの術を修せられたそうじゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
龍樹菩薩りゅうじゅぼさつは、釈尊にまけない女ぎらい……じゃアない……女を恐がったお方だが、随順姉妹ずいじゅんしまいとなり、愛楽友あいらくゆうとなり、安慰母あんいぼとなり、随意婢使ひしとなり……これ四賢良妻なり、などと仰っしゃっている
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第百五十四回 龍樹菩薩りゅうじゅぼさつ坐禅ざぜん巌窟がんくつ
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)