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よてき
ふりがな文庫
“よてき”の漢字の書き方と例文
語句
割合
余滴
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余滴
(逆引き)
考え込むと、深い
吐息
(
といき
)
で、手に持つ
猪口
(
ちょく
)
がフラフラと傾いて酒がこぼれそうになる。気がついてグッと呑んで、
余滴
(
よてき
)
をたらたらと水の上に落して、それを見るともなく見つめて無言。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
やがて
自
(
みず
)
から
麺粉
(
めんふん
)
に
鶏卵
(
けいらん
)
を合せ
焼
(
や
)
き居られしが、高橋も来りてこれを見て居けるうち、鶏卵の
加減
(
かげん
)
少し
度
(
ど
)
に
過
(
す
)
ぎたる
故
(
ゆえ
)
、ぱちぱちと
刎出
(
はねだ
)
し、先生の
衣服
(
いふく
)
は
勿論
(
もちろん
)
、
余滴
(
よてき
)
、高橋にも及びしかば
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
そしてなお
余滴
(
よてき
)
まで舌なめずるごとく飲みほして、これを懐紙で
一拭
(
いっしき
)
し
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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(3作品)
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