“よごのうみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
余呉湖50.0%
余吾湖50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかし近江国おうみのくに余呉湖よごのうみという湖水こすいちかさびしいむらに、伊香刀美いかとみというりょうしがんでおりました。
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
ひとごとをいいながら、じっと白いものをつめていますと、それは伊香刀美いかとみあたまの上をすうっとながれるようにとおりすぎて、だんだん下へ下へと、余呉湖よごのうみほうへとくだって行きます。
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
犬と羽衣との関係は前に挙げた鹿の助言も同様に、最初はただ単なる動物の援助の一例だったかも知れぬが、日本ではすでに近江おうみ余吾湖よごのうみの昔語りもあって、犬が大切な役割をもつことになっている。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)