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ようこく
ふりがな文庫
“ようこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
陽刻
66.7%
陽穀
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陽刻
(逆引き)
いずれも型による
陽刻
(
ようこく
)
である。彩色はないが、ただどこかに鉄砂が簡単な化粧として一点入れてあるのを通則とする。色はやや緑がかって黄ばむ。
工芸の道
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
どこからか
映
(
さ
)
す半月の月光は、この巨漢の姿と
凜
(
りん
)
たる相貌を、石の表に
陽刻
(
ようこく
)
した一個の武人像のように
露
(
つゆ
)
めかせていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ようこく(陽刻)の例文をもっと
(2作品)
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陽穀
(逆引き)
県城通りの
槐
(
えんじゅ
)
並木に、ひときわ目立つ
生薬
(
きぐすり
)
問屋がある。
陽穀
(
ようこく
)
県きっての
丸持
(
まるも
)
ちだともいう
古舗
(
しにせ
)
だ。男はその薬屋の主人で名は
慶
(
けい
)
、
苗字
(
みょうじ
)
は二字姓の
西門
(
せいもん
)
という珍らしい姓だった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかし、自身自首して出たかども神妙なうえに、近隣の
輩
(
やから
)
、そのほかの証人、また全く縁故もなき
陽穀
(
ようこく
)
県の一般市民よりも、あまたな助命の嘆願が、当奉行所や県城に聞えておる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
……まあ旦那のほうで仰っしゃるから、あけすけに言っちまいますが、
陽穀
(
ようこく
)
県一の
薬種問屋
(
くすりどんや
)
、西門大郎の
御寮人
(
ごりょうにん
)
にしては、亡くなったおくさんは、余り良妻じゃなかったんですってね
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ようこく(陽穀)の例文をもっと
(1作品)
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