“ゆきかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
往来100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その恐ろしい山々のつらなりのむこうは武蔵むさしの国で、こっちの甲斐かいの国とは、まるで往来ゆきかいさえ絶えているほどである。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わが痩せたる手に捧げ来りてここに置据おきすえたるもの、今や重ねてこれを見て我はそも何とかいわん、胸ふさがりて墓標の前にうずくまれば、父が世にりし頃親しく往来ゆきかいせし二、三の人
父の墓 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)