“ゆうらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幽蘭50.0%
憂懶16.7%
游覧16.7%
遊覧16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
牡丹ぼたんや、芍薬しゃくやくや、幽蘭ゆうらんの、根分けをしなければならないそうで」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
万事をその神の御思慮にしたがわせ奉らば、さてこともなかるべきを、いかなればかこの世のほかの憂懶ゆうらんおそれて、覚なき後の栄華を求めむずらむ
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
といえるごとき、常套じょうとうの語なれども、また愛すし。古徳と同じゅうせんと欲するは、にして、淮楚わいそ浙東せっとうに往来せるも、修行のためなりしや游覧ゆうらんの為なりしや知る可からず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
三十年前、やがて月世界へ遊覧ゆうらん飛行ができるようになるよと予言する人があったら、その人はみんなから、ほら吹きだと思われたことであろう。それが今は、ほんとに出来るのだという。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)