“ゆうかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夕方83.3%
夕刻16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度四歳の初冬の或る夕方ゆうかた、私は松や蘇鉄そてつ芭蕉ばしょうなぞに其の年の霜よけをし終えた植木屋のやすが、一面に白く乾いたきのこび着いている井戸側いどがわ取破とりこわしているのを見た。
(新字新仮名) / 永井荷風(著)
女「多分昼前からまいるように申して居ったように聞きました、お帰りは確かに夕方ゆうかたと申しました」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お前さんに笑われるかも知れないが、私しゃね、何だかかえるのがいやになッたから、今日は夕刻ゆうかたまで遊ばせておいて下さいな。
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)