“やしま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤシマ
語句割合
屋島52.0%
八島28.0%
八洲12.0%
弥島4.0%
弥志馬4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔から高松城たかまつじょう栗林公園りつりんこうえんで名高い所。源平の戦いで有名な屋島やしまも、金毘羅様こんぴらさまの名で船乗に知られている琴平神社ことひらじんじゃも、同じ讃岐の名所であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
太田から往昔むかしの佐野の渡しのあつた渡良瀬川を渡つて、安蘇山、都賀山の裾を掠めて、そして下野しもつけむろ八島やしまの方へと出て行つたのであつた。
日光 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
八洲やしまもる国つ御神みかみもこころあらば飽かぬ別れの中をことわれ
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
泣いてばかりいますから、気の荒いお船頭が、こんな泣虫を買うほどなら、伊良子崎の海鼠なまこ蒲団ふとんで、弥島やしま烏賊いかを遊ぶって、どの船からも投出される。
歌行灯 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
玉井組は、一号、二号、三号と分かれ、それぞれ、中山弥志馬やしま、広瀬伝吉、大島宗太という助役ボーシンがいた。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)